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アジアアロワナの飼育について
1.水槽は?

テレビのCFでシルバーアロワナがジャンプして餌を捕るシーンがありましたが、アジアアロワナも自然界では水面近くを泳いでいることが多いようです。 また個体差もあるでしょうが充分な餌量で大切に育てられたアジアアロワナは体長が80cmを超えることもあるようですので、 そう考えると水槽は縦方向よりも横方向(水平面積)をなるべく広く取ることが理想的と言えそうです。 私は以前は玄関に水槽を置く関係上どうしてもW120×D50×H60までしか寸法が取れず、53cmになったアジアアロワナとしては可哀想なくらい狭い思いをさせてしまいました。

ということで、最低ラインは120×60×60位で広ければ広いほど良いということになるかと思います。勿論軽くて割れにくいアクリル製が良いのではないでしょうか。


注意点

かなり重い水槽システムになりますから、設置の前には建築設計士さんや大工さんと相談して、必要に応じて床の補強を行いましょう
水槽の底は鏡のように反射しない工夫も必要です。以前使っていた水槽の底は単なる透明のアクリルでしたが、その下の水槽台は赤松の一枚板を使っていました。 これだと上から見ると反射せずに大きな流木のように見えます。今度の水槽の底面は艶消しブラックのアクリル板にしました
ヒーターやストレーナなどが水槽内にむき出しになっていますと、アジアアロワナが激突した場合に個体が怪我をする危険性があります。 特に餌金等を目掛けて突進する時が怖いです。ですから濾過層内にヒーター(2本以上)を入れたり、ストレーナにコーナーカバーをしたりという配慮が必要になります。 オーバーフローの場合のコーナーカバーは賛否両論かもしれませんが、上部濾過の場合ストレーナ上部のスクリューからのパイプが外れれば、水浸しになることは言うまでもありません。 それと意外に見落としてしまうのが上部濾過の場合の落下水パイプだと思います。音が煩くなりますがアジアアロワナのためには付けない方が無難ではないでしょうか
水槽蓋の上を這うゴキブリを目掛けてアジアアロワナがジャンプして、そのまま下に落ちて☆になってしまうというケースを良く聞きます。 ジャンプ力のある魚ですから蓋にはそれなりのオモシが必要ですね。 それと、わずかな隙間に頭を突っ込んで、こじ開けて落下したアジアアロワナも居たそうですから、本当はボルト止めやスライド式が一番良い対処方法かもしれません
TopPage Back 濾過

2.濾過は?

上部濾過層・外部密閉式濾過層・オーバーフローなどが考えられますが以前は上部濾過層を使っていました。 使ってみてつくずく感じるのは60cm水槽等の小さい水槽の上部濾過層はメンテナンスが楽ですが、120cm水槽用のアクリル製の大きな物になると、なかなか大変であるということです。 お風呂場へ移動させての丸洗いなんて滅多に出来ません(滅多にやることじゃありませんが)。 外部濾過層は立上り(バクテリアの繁殖)に時間が掛かりますが、強力な濾過層であることは確かです。 ただ外部を置くスペースがあるならその分水槽を大きくしたいと思いますし、水槽の下に置くならオーバーフローの方がさらに強力で良いと思います。

ということで、一番のお薦めはオーバーフローです。それが無理な場合には上部+外部という選択肢もあるかと思います。

オーバーフローの濾過層をどう区切るかについては、私も色々考えたことがあります。 例えば1段目と2段目が物理濾過、3段目にヒーター入れて4段目がエアレーションで、5段目と6段目が生物濾過といった感じです。数多く区切れば濾過能力が増すように感じるんですよね。 でも実際には数多く区切ってもあまり意味が無いと思うので、市販の3段で充分かと思います。 1段目がホワイトウール等の物理濾過層で、一番上にステンレス製の編み籠を置いて、その中にもホワイトウールを入れてメンテナンスを効率的にする。 2段目は小さい層でエアレーションのみ。何故エアレーションかと言えば、好気性バクテリアを活性化させるためで定石のようです。あるいは大き目の層にして生物濾過の第1層。 3段目の大きな層は多孔質濾材での生物濾過。その他に殺菌灯やオゾナイザーでのエアレーション、また一時的に水が悪化した時のための活性炭を入れるスペースなども検討しておくと良いかもしれません。 ただ活性炭は効目が短いので入れても1週間くらいでしょうか。オゾナイザーは通気性の悪い場所では注意が必要ですね。殺菌効果は殺菌灯の方が強いようですが。 それと濾過層等にドレーンコックを設けることが出来るかどうか、使うことが出来るかどうかというのが、設置条件にも関係しますがメンテナンス方法を左右します。


コーナーカバー下部のドレーンコック
コーナーカバー内の汚れを排水するコックで、水槽の水を早く抜きたい時にも便利です
1段目下部のドレーンコック
ホワイトウールを濾過層内でもみ洗いする場合の、排水コック
2段目下部のドレーンコック
生物濾過第1層内の多孔質濾材をガラガラ洗う場合の、排水コック
3段目下部のドレーンコック
生物濾過第2層内の多孔質濾材をガラガラ洗う場合の、排水コック
3段目横上部のドレーンコック
新水を垂れ流しする場合の、余剰水の排水コック
この5つをパイプで排水することが出来れば、濾過層のメンテナンスが楽になると同時に、濾過材掃除後の水質急変・水質悪化等による事故を低減出来そうですね。 そして新水垂流しが可能となるわけです。実際に使ってみると確かに便利です。
TopPage Back 水質

3.水質は?

どんな熱帯魚でもそうですが、私は「水を合すより馴れさせろ」がモットーです。従ってアジアアロワナについても細かいことは気にしていません。 もっとも極端な水質や急激な水質の変化は論外ですし、アジアアロワナの為に特別な水は作らないという程度の意味です。
水温については普段は30度に設定していますが、病気が出た場合は34度まで上げています。 真夏にクーラーが故障して37度位までいったこともありましたが、幸いアジアアロワナは何事もなく泳いでおりました。 下は22度位までは大丈夫ではないでしょうか? 常にその温度ではアジアアロワナの成長に影響が出ると思いますが
pHについても4.0〜8.0とかなりアジアアロワナの順応範囲は広いと思います。バクテリアの繁殖を活性化させる事を考えれば最低6.0以上が理想ですよね。 上は出来れば7.5位まででしょうか
導電率もなるべく低い方が良いですが、200μs台のように高いからといってアジアアロワナが飼えないという訳ではないようです
総硬度も同じくなるべく低い方が良いですが、高いからといってアジアアロワナを飼えないという訳ではないです。 ただ粘膜が弱いなぁと感じるようですと、高すぎなのかもしれません
アジアアロワナは夜行性なのか真っ暗になっても泳いでいますが、水を1/2換水した場合に、その翌日も換水したりすると調子を崩して水槽の底にじっとしていたりします。 水質の変化を和らげるためにも水替えの量は週一度の場合は1/3〜1/4が良いようです。 もっとも濾過能力が低ければ1/2は必要になるでしょうし、立上げ時のようにこまめに1/5ずつ水替えをすることが必要な場合もあります。私は今は浄水器の水を垂れ流しにしています。 流量は水質やアジアアロワナの様子を見ながら調整していきます。

とにかく急激な変化だけは避けましょう。
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4.は?

基本的に動いていて口に入る大きさならば、アジアアロワナは何でも食べるような気がしますが如何でしょうか? 自然界では水面に落ちた昆虫や小魚を食べている様ですので、コオロギや金魚が無難かと思います。ただしこれだけに偏るのは良くないと思いますが。 下記は私の所での餌くれの状況です。

金魚 週に20匹ほど与えています。錨虫対策済みのを購入して与えてますが、それでも心配は残りますね
メダカ 金魚を食べてるので与えたことはありません
エビ 手長エビを一回だけ与えたことがありましたが、ザリガニもハサミを取らなくてはなので買ったことはありません
コオロギ 毎週土曜日と日曜日に30匹ずつ与えています。一番良く食べる餌ですね
ゴキブリ 幸い我家では見かけないので与えたことはありませんが、好物ではあるようです
ツメガエル ちょっと勇気が必要ですね。買ったことはありません
ミルワーム さらに勇気が必要ですね。同じく買ったことがありません
乾燥コオロギ 食べるアジアアロワナも存在する様ですが、うちのは食べてくれませんでした
クリル 最初の20個位は食べますが、次の日から食べなくなります
冷凍ムカデ 見たことがありません。見せてもらってないだけですが
刺身 試したことがありません。一度与えてみようと思っています
ハンバーグ ご自分で作ってる方もいらっしゃるようですが、同じく一度試してみたいと思います

この他にも自家繁殖させた生餌を色々与えたことがありますが、出来れば人工餌を食べて欲しいと思っています。 ただ好き嫌いがはっきりしている上に気まぐれでもありますから、なかなか大変ですね。辛うじてたまに食べてくれるのは、ひかりクレストのカーニバルだけです。 それと混泳しているマーブルセルフィンプレコに与えている、ひかりクレストキャットを卵をくわえるような動作で掬って食べることがあります。 また生餌を与えると人工餌は食べなくなります。人工餌に関してはその繰返しというか、我慢比べばっかりやっていました。 我慢比べの最高記録は1ヶ月近くかかりましたが、その時は私が根負けしました。食が細すぎてはアジアアロワナの成長に影響しますから、今後はなるべく多くの種類を食べるだけ与えていこうと思います。 あるいは龍魚同士の混泳・・・。
TopPage Back 病気について

アジアアロワナの病気について
1.鱗や眼球の傷

水槽内には流木等硬い物は何も入れないのが一番ですね。混泳には闘争による怪我はつきものと考えましょう。混泳の魅力は捨て難いですが・・・。 1匹を丁寧に飼うか、5匹以上での野性味を楽しむか?の選択だと思います。 もっとも1匹ではアジアアロワナの繁殖というテーマには臨めない訳ですし、混泳の方が餌食いが良く人工餌にも馴れさせ易いというメリットはあると思います。 また3mに近い大きな水槽が置けるなら、セパレータで一番乱暴なアジアアロワナを仕切ったり仲間に入れたりという調整は利きますね。

人が近づくと眼球を水槽に擦りつけながら泳いできたりしますが、その程度では眼球に傷はつかないようです。ただし二次感染してしまう可能性はあるかもしれません。

我家のアジアアロワナは過去に2回上部の落下水パイプか何かに激突して、真赤なほっぺを(1cm×2cmほど)剥がしたことがあります。 今もその後遺症が残っていますが赤い皮は本当に薄く、その下は純白で骨の様に見えます。最近やっと色が乗ってきました。

それと購入時には鱗の1枚が1/4ほど欠けていました。原因は餌金をめがけて突進した時に、上部濾過層のストレーナ上部に挟まったことによるらしいです。 まだ小さかったからショップでの水槽も小さめで、コーナーカバーなんて無かったですからね。我家に来て3ヶ月くらいで完治しました。

鱗のスレ傷は生餌を与えていれば日常茶飯事ではないでしょうか?

上記のどの場合でも特にこれといった治療はしていません。ただアクアセイフを使うことはあります。
TopPage Back 鱗の剥離

2.鱗の剥離

「鱗を飛ばす」という言い方もしますが混泳によるもの以外の場合には、水槽上部の突起部?か何かに激突しているのでしょうか? 幸い我家では発生しておりません。 聞くところによるとアジアアロワナの鱗は結構剥がれやすいようですが、数ヶ月間で再生される様です。

治療としては二次感染の予防としてグリーンFゴールドを使う場合もあるようです。その場合アジアアロワナは薬に弱いので規定量の1/10位を入れて様子を見ましょう。 それと中途半端に剥がれた場合は、麻酔して剥がしてやる必要があるかもしれません。
TopPage Back 尾鰭のバラケ

3.尾鰭のバラケ

バラケそのものは再生され易いですが、綿カブリ病や水生菌症等の二次感染症になると厄介のようです。 実はうちのアジアアロワナは水槽が小さ過ぎたせいか、尾鰭の先端によく白いポツポツが出来ていました。どうもターンの時に擦れる事が原因だったようです。 大きな水槽になってからはポツポツも消えて徐々に回復しています。

治療としては水温34度、粗塩0.5%、その他にも殺菌灯やオゾナイザー、アクアセイフなどを使っていましたが、治ったと思ってやめてしまうとまた再発する事もありました。 水槽を大きくする事が先決だと思っていましたが、正解だったようです。
TopPage Back 尾鰭の自切

4.尾鰭の自切

病気ではありませんが水質の急変や外的ショックによって、アジアアロワナは自分で尾鰭を切ってしまうことがあるようです。やはり水質の急変は禁物ですね。 無闇に暴れさせないことも大切と思います。そしてこの場合も水生菌症が厄介という事になります。余談ですが、私は水替えの時にアジアアロワナの背中を撫でる事があります。 可愛くて撫でるのですが、スキンシップもアジアアロワナを人間に馴れさせて落ち着かせるために有効と考えてらっしゃる方も居るようです。
TopPage Back 鰓めくれ

5.鰓めくれ

アンモニア・亜硝酸・硝酸塩類等の濃度が増加した場合に発生するという説と、 水槽が小さくて直進運動が出来ないことにより、呼吸が困難になり→酸素吸収量を増大する必要が出て→防衛機能により鰓が自然にめくれるという説があります。 いずれにしても水質の悪化や水槽の大きさには関心を寄せる必要がありますね。

治療としてはその逆を第一優先すべきではないでしょうか?
1.水質を改善する。まずは頻繁な換水、例えば毎日1/3とか、そして最終的には濾過強化
2.水槽を大きくする。まずは水流を作ったりエアレーションをしてみたり、そして水槽のサイズアップ
などです。それを計画しないことには治っても再発は免れないと思います。そして更に悪化して鰓の硬い所までめくれてきたら、麻酔をかけて鰓蓋を切るしかないようです。 私はまだ自分で麻酔薬を使った事はないのですが、要領としては下記のようなものだそうです。


準備
厚くて大きなビニール袋、魚類用麻酔薬、手術台としてのテーブル等、濡らしたバスタオル等、消毒したハサミとピンセット
方法
網の代わりに厚めの大きなビニール袋でアジアアロワナを水槽から取り出す
そのビニール袋内へ麻酔薬を投入する。量は馴れた人なら分かるそうですが、始めは少しずつなるべく薄めにが良いと思います
水で濡らしたバスタオルを手術台の上に敷く
数分後麻酔が効いて魚がグッタリしたらその上に横にする
鰓蓋の骨格を切らない様に注意しながら、外郭に沿ってハサミで切り取る。この時ピンセットがあれば便利ですね
二次感染の予防としてエルバージュなどを塗っておく
水槽に戻してアジアアロワナを前後させながら、鰓に水を通して覚醒させる
麻酔は2〜3分で効目がでて、5分以内には水槽へ戻すくらいにスピーディに出来れば理想的なんでしょうね。


TopPage Back 眼球下向き

6.眼球下向き

目が下を向いたままになる症状ですが、原因としてはアジアアロワナが下を見てばっかりいるからという説と、脂肪分の摂り過ぎという説があります。 運動不足ということでしょうか。同じ環境で飼えば治っても再発するのはこの場合も同じだと思いますので、

1.浮遊性の餌に変えてみる。これは野生のアジアアロワナの様に常に上を向かせるためです
2.水槽の底を黒いつや消しのアクリル板にするなど、反射しないようにする
3.蛍光灯の光が強すぎる様なら弱めてみる。ただし、強い光の方が色が良く出るという説もあります
4.他の魚と混泳させてみる。運動不足は解消できそうですね。奥行きのある水槽が必要ですが
5.餌の量を加減してみる。運動量が多ければその必要はないと思います

といったところでしょうか? 手術で眼球の裏側の脂肪を取り除くことも可能だそうですが、場所が場所だけにハイリスクだそうです。

我家のアジアアロワナは幸い下を向いていませんが、やはり運動不足による脂肪のたまりか、遺伝によるものではないかという気がします。 華僑のアロワニアの中には、下を向いた目は仏像と同じということで、むしろ有り難がるむきもあるようです。
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7.下顎の突出

上あごよりも下あごが前に出てしまう症状ですが、中には1cm近くずれてしまっているアジアアロワナも存在するようです。 原因としては水槽が狭過ぎるために、餌を食べる時によく使う下あごばかりが発達するためという説があります。でもどうでしょうか? 人間も食事する時は下あごだけが上下しますよね。 そういう問題ではないか? 遺伝のような気もしますが? 狭い水槽が原因ならば早いうちに広い水槽で飼ってあげたいですね。
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8.その他

これらの他にも穴明き病、鱗の溶解、眼球の白濁、松かさ病、花粉病、ポップアイなど色々な病気がありますが、 原因としては水質の悪化による体調不良→粘膜が弱くなる→細菌に感染しやすくなって発病と考えられるのではないでしょうか? 普段から水質に付いては関心を寄せておく事は必要だと思います。 毎日アンモニアや亜硝酸を測定するという意味ではなくて、この餌の量で、この水替えペースで、この水温ならこの程度を維持しているはずといったように、だいたいの数字をつかめていれば良いと思います。 ただpHは一気に落ちる事がありますから注意は必要ですね。治療としては水温を34度位に上げたり、粗塩を0.5%位入れたりというのが一般的ですが、 グリーンFゴールドを使う場合には量には充分注意が必要ですね。説明書の注意書きにもアジアアロワナには使わないよう書いてあったと思います。
TopPage Back タイプについて

アジアアロワナのタイプについて

基本的にアジアアロワナは1種類と考えるのが正解のようです。 ディスカスやグッピーもワイルドからブリーデングを重ねて、色々な品種を人間が作り出してきましたが結局は1種類であるように、 アジアアロワナは生息地域の違いにより長年掛かって(古代魚ですから)出来た自然の地域変異が紅龍であったり、過背金龍、紅尾金龍、青龍といった表現になっているということらしいです。 もっとも人間の手によるハイブリッドも存在しますが。

1.紅龍
辣椒紅龍・血紅龍・橘紅龍そしてさらに藍底・緑皮といった言葉がありますが、簡単に色の違いを言うと辣椒紅龍は赤唐辛子のような赤、血紅龍は血のような赤、 橘紅龍はオレンジ色から黄色の間の色ということになるようです。 ただ実際には辣椒紅龍と血紅龍は生息地域が近いですから、血の混ざりもありえるでしょうし、ファームでの人為的なものも含めてどちらか見分けが付けにくいアジアアロワナも存在します。 また飼育内容によっても色の出具合が違いますし、5年以上経ってから劇的に赤くなるアジアアロワナも居るそうです。 換水後や粗塩を投入した後に色が褪せる事がありますから、やはり水質を極力一定に保ちながら5歳以上まで飼育してみてからでないと、どこまで色が出るアジアアロワナかはなかなか分からないのかもしれません (勿論プロやベテランの目は違うと思います)。 そして年間通して一番奇麗になるのは秋から春にかけてだと思います。水道水あるいは水温の関係でしょうか? また緑皮と書きましたが緑底(鱗の内側の部分=鱗底が緑色)と表現した方が良いようなアジアアロワナも存在するようです。奥が深いですね。
私の好み:緑皮辣椒紅龍


2.過背金龍
マレーシアの金龍で金色が背中を超えるという意味ですが、「かせ」と読む人と「かはい」と読む人が居るようです。 私は勝手に「かはい」と読んでました。幼魚の時は4列目〜5列目(一番下が1列目で一番上が6列目)までの鱗框(鱗の縁の部分)に金色が入っているようです。 成魚に近づくと6列目までが金色に輝き、目が赤いのも特徴です。 色は他に最近流行?のブルーに見える藍底なども居りますが、3歳を過ぎても藍底のままのアジアアロワナや金底に変化するアジアアロワナが存在するようです。 バリエーションとしては藍底・金底の他には全身が黄金に輝くベタ金や、銀底、青緑底、緑皮などがあります。
私の好み:金底過背金龍


3.紅尾金龍
インドネシアのスマトラ島の金龍で色はその名のとおり尾が赤でその他が金色です。 紅尾金龍は4列目〜5列目までしか金色が入りませんが、5列目まで金色になるアジアアロワナを高背金龍と呼ぶ場合もあるようです。金色の色彩は赤味が強く尾鰭の上半分は黒ずみます。 過背金と紅尾のハイブリッドのようなアジアアロワナも見かけますね。
正直言ってこの魚がどうして安いのか良く分かりません。上まで金色にならないというだけで、暖かみのある金色の紅尾金龍も大変魅力的です。


4.青龍
カンボジアの青龍が一番美しいと言われていますが、青というより緑が薄く入っています。棲息地域が広く一番数が多いのがこの青龍だそうです。
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